2021-07

上方漫才を彩った人々(仮)

浮世亭夢丸

浮世亭夢丸は、戦前戦後活躍した漫才師。砂川捨丸の一番弟子として、長く捨丸一門を支え、また当人も「浮世亭家元」として君臨。弟の浮世亭歌楽と共に、浮世亭出羽助、浮世亭夢路、浮世亭夢若、浮世亭公園などの人気者を育て、漫才界随一の山脈を形成した。また、古典万歳や三曲萬歳の復活にも熱心であった。
上方漫才を彩った人々(仮)

タイヘイトリオ

タイヘイトリオは、夢路・洋児・糸路で結成された戦後の漫才トリオ。「ロマンショー」と称して、爆発的な人気を集めた。その人気と派手な舞台は「草木も生えぬ」と綽名された。タイヘイ夢路は、親分肌の持主で多くの若手や新人を囲い、「タイヘイ一門」を形成。ここから「レツゴ―三匹」「ザ・ぼんち」などが誕生した。
上方漫才を彩った人々(仮)

浜お龍

浜お龍は戦前戦後活躍した女流漫才師。長らく夫の河内家鶴春とコンビを組んでいた他、奇人で有名な松葉家奴、上方漫才の大御所、橘家太郎などとも漫才を組んでいた事もある。晩年は三味線を片手に女道楽風の漫談や音曲をやっており、貴重な芸風を留める存在として珍重された。

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